皆さん、こんにちは!!
洋服と歴史と芸術をこよなく愛すSwitchの宗光です。
春晴れの元、皆様、いかがお過ごしでしょうか??
ブログを見て下さっている皆さんの中にも、絵画がお好きな方も多いのではないでしょうか??
芸術を愛する僕は、印象派、エコール・ド・パリ、日本画を中心とした絵画が好きです。
皆さんは、どんな絵の分野がお好きでしょうか??
今回ご紹介するのは、フォーヴィズム。
20世紀初頭に、起こった芸術運動です。
それまでの印象派を代表するゴッホ、セザンヌ、シャニックなどの画家から
インスピレーションを受けると同時に、それまでなかった大胆な色彩や、描き方を加えたモノです。
中心画家は、色彩の魔術師と呼ばれた、ご存知アンリ・マティス。
窓や、フルーツなどを中心とした画風で、力強いタッチや色彩で作品を作りあげました。
さて、このフォーヴィズムにおいて、本来、真逆である優しい絵を書いたのが
僕も個人的に好きなアルベール・マルケという画家です。
落ち着いた色彩と穏やかなタッチで、パリを中心とした、街や港などの風景画を描きました。
風景画というジャンルだと、ユトリロかマルケと言ったところでしょうか。
その絶妙なトーンから、「中間色の巨匠」と呼ばれました。
代表作は、パリのトリニテ広場などです。この作品は、エルミタージュ美術館にあります。
実は、日本国内にも彼の作品は、数点あり、その一つが倉敷の大原美術館にある
「マルセイユの港」という作品です。
是非、皆さんもマルケの作品を機会がありましたら、見てやって下さいね。
本題に移ります。
そんなマルケ同様に、ファッションの世界において、中間色の自然素材をベースに、
ここ数年で飛躍を遂げ、今やミラコレを代表するブランドがMARNIです。
新しいデザインのスタイルとシルエットを生み出し、世界にムーブメントを巻き起こしています。
マジックシルエットと呼ばれるシルエットはもちろんの事、
独特のカラーリングもマルニの特徴で、他にはない雰囲気を演出しています。
そうして、世界のファッショニスタがマルニを愛し、今や、マルニが生み出した
ボリュームシルエット通称ゆる系の服を、世界中のブランドが取り入れています。
しかし、そこは本家本元のマルニに、似すことはできても、同じようにはできないのが現実です。
改めて、マルニの凄さをヒシヒシと感じています。
そんなマルニよりSwitchが誇る2019s/sコレクションの商品の一部を2回に渡って、ご紹介させて頂きます。
¥162,000
ブラックとブルーのチェック柄が何とも大人でオシャレな丈長のブルゾン。
ナイロンベースの生地感で、程良い光沢感もあります。
圧巻は、スナップボタンの裏側に施されたスエード調に仕上げられたレザー。
贅沢に裏側に使用する点が、何ともマルニらしいところ。
また、ハーフコートのような絶妙な丈感も魅せます。
ドロップショルダーがしっかりと入ったマルニ特有のシルエットが、
最高な雰囲気を演出する、まさに傑作です。
¥91,000
鮮やかなカラーと大人の風格が漂うデニムジャケット。
程良く薄いブルーカラーで、あえてステッチをブラックに仕上げる事で、
大人の上品な雰囲気を醸しだします。
また、スナップボタンは明るいトーンのホワイトで、小さくロゴを配し、
これ見よがし感もないマルニらしいデザインに様変わり。
デニムジャケットというカジュアルなアイテムながら、その存在感や
オーラはテーラードジャケットに負けていません。
¥121,000
マルニらしいカラーリングが光るブルゾン。
イタリアリモンタ社製の最高級ナイロンを贅沢に使用し、
その光沢感や上品さが見事に生まれています。
また、裏地に使われているブラウス地も見事で、チラッと覗く
その切り替えが、オシャレ感を格段にあげます。
さらには、ハーフコートの丈感や、通常はコッドジッパーの部分に、
裏生地を持ってくるなど、随所にマルニの拘りが見られ、
流石今のトレンドをつくり出した本家本元と、拍手を贈りたくなるような 一着です。
¥118,000
洗練されたエレガントな雰囲気で、見るモノを魅了する一着。
マルニ定番のモデルのNewカラーのタイプです。
派手さや、インパクトは少ないにも関わらず、
これだけの存在感を演出する服は、中々ありません。
美しい見た目、高級感ある素材感と光沢感、
バランスの取れたシルエット。
何をとっても、見事にパーフェクト。
世界を魅了して止まないマルニの、
代表格といっても、過言ではありません。
¥38,000
グリーンとグレーの2色展開のクラッチバック。
全体のカラーはもちろんの事、マルニらしいカラフルなステッチは、
洋服にも見られるディテールです。
シンプルですが、カジュアルな装い、特にマルニのコーディネートには
最高に合い、必須と言っても良いモノです。
¥57,000
こちらも、マルニらしいカラフルなカラーで仕上げたウォレット。
コンパクトな2つ折り財布のタイプで、もちろん、お札も小銭も入ります。
上質なカーフレザーで仕上げ、高級感は抜群です。
何と言っても、このマルニらしいカラーリングが、他にはなく、
存在感をグッと上げてくれます。
いかがでしたでしょうか??
近年、ファッション界の王道になりつつある、ボリュームシルエットのスタイル。
アメリカのストリート文化に見られる、単にゆるいだけのシルエットに対し、
ヨーロッパの一流ブランドが生み出すのは、
ゆるさがあるも、体を綺麗に見せる、構築的なシルエット。
そんな革新的なボリュームシルエットを、世界に向けていち早く
送り出した先駆者こそが、“MARNI”。
今や世界のファッションシーンにおいても、不動の地位を確立しています。
また、ミラノコレクションの看板ブランドとして、
グッチやプラダにも負けない超一流ブランドです。
独特の雰囲気と拘り抜いた素材、鮮やかなカラー使いなど、
マルニの洋服作りに対する情熱は凄まじいのです。
そんなマルニもSwitchでは全て正規でお取扱いさせて頂いております。
次回も、マルニをお送り致しますので、乞うご期待下さいませ。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。