Fine Sartoria ”PAOLONI ”

2020.11.5.Thu
皆さん、こんにちは!! 洋服と歴史と芸術をこよなく愛すSwitchの宗光です。 11月に入り、寒さが増して参りましたが、いかがお過ごしでしょうか?? さて、世界にある有名な港湾都市と言えば、何を思い浮かばれますか??
リバプール、サンフランシスコ、ロッテルダム、アムステルダムなど、 沢山、存在します。日本で言うと、神戸や横浜でしょうか。 イタリアのアドリア海に面した小さな港湾都市があります。 それが、アンコーナです。 人口は8万人と尾道より小さな街ですが、古代ギリシャ人によって築かれた 起源を持ち、中世の時代には海洋共和国として繁栄した長い歴史があります。 小さな都市ながら、アンコーナの沿岸地帯でも街並みはイタリアらしく綺麗です。 日本では、あまり知られていませんが、歴史的史跡や美しいビーチもあり、 クロアチア、ギリシャなどとフェリーでつながっている為、フェリーで訪れる 人の玄関口としても有名です。 観光名所は高台にそびえたつ、サン・チリアコ大聖堂などです。 イタリアの各都市には、もちろん教会がありますが、このサン・チリアコ大聖堂は、 絢爛豪華な作りではないですが、厳かで壮大なスケールを感じます。 1017年に建設され、100年以上もアンコーナの街を守ってきています。 その他にも歴史都市ならではの史跡もありますが、海沿いを散歩するだけでも 日本とはまた違う、イタリアの雰囲気を十分感じれる事でしょう!! そんなアンコーナが属するマルケ州は、伝統技術を生かした手作業中心の モノ作りの聖地としても有名です。 このマルケ州に本拠地を構えるのが、パオローニです。 ラルディーニなどに続く存在で、本国イタリアでは老舗のジャケットブランド として、広く知られているブランドでもあります。 日本では、古舘伊知郎や神田正輝など、ダンディーな方が愛用しております。 LEONを始め、各雑誌にも昨今は、度々、掲載されるようになりました。 そんなパオローニの2020F/wのコレクションの中から ピックアップした2モデルをご紹介致します。
¥73,000 パオローニが得意とする定番のジャージジャケットに、 新しいエッセンスを加えた一着。 織柄での表現ではなく、プリント柄を施しているので、 テーラードジャケットとしては珍しいタイプです。もちろん、高級感もありますが、 着やすさも抜群にあります。 このプリント柄は、見た時と着た時の印象は違い、 着た時の印象は、ベーシックなタイプにはない少し大人の遊び心を 感じさせるようなモノになっていますが、 全体のジャケットのバランス感は絶妙に仕上がっています。
 
¥127,000 パオローニが放つトラベラータイプのスーツ。 ネイビーで、軽いウールのタイプのモノ。 とにかく、このスーツの特徴は、軽く、羽織りやすく、しわにもなりにくく、 パッカブルにもなるので、持ち運びも出来るという優れもの。 ここまでの着やすさを追い求めながら、存在感や高級感はそのままという 流石イタリアを代表するジャケットブランドと言えます。 シルエットは、ジャケット、パンツともに細すぎないタイトシルエット。 抜群のバランス感覚を備えた究極のeasyスーツです。   いかがでしたでしょうか?? 昨今、ジャケットブランドが沢山存在する中で、特に注目を 集めているブランドの1つがパオローニ。 現地、イタリアの支持も多く、同じくクラシコ系のラルディーニなどにも クオリティー、ジャケットの良さも負けておりません。 特にパオローニに関しては、元々、サルトリアとしての丁寧な作りは もちろんの事、着やすさを求めたジャージのジャケットが特に有名です。 価格帯も、10万弱くらいの値段帯で、生産から検品にいたるまで、 イタリアの自社工場で仕上げるという徹底ぶりです。 これから、益々、イタリアを代表するジャケットブランドとして、 勢いを増し、不動の地位を確立しようとしています。 是非、一度パオローニを羽織って頂いて、その良さを実感して頂けたらと思います。 皆様のご来店を心よりお待ち致しております。