皆さん、こんにちは。
洋服と歴史と芸術とSwitchをこよなく愛す宗光です。
別名、「ヨーロッパの鍵」と言われるのが、スイス。
ヨーロッパの中心にあり、国土のほとんどを山地が占めるため
アルプスの峠がヨーロッパの覇権の歴史に重要な意味をもっていました。
今から200年前、フランス革命とナポレオン戦争後で混乱していた
ヨーロッパを再編するため、列強国達がウィーン会議を開きました。
この会議は近代スイスの「永世中立」の出発点として非常に大きな役割を持ちます。
ウィーン会議を経て、1848年、現在のスイス連邦が誕生。
君主制が席巻していた欧州で、異彩を放つ民主主義国家が誕生し、
連邦国家スイスが産声を上げました。
現在、皆さんもご存知のように永世中立国として、平和主義を貫き、
自然豊かな国土を持つことから、世界の中でも国民の幸福度が高いと
言われている国として知られています。
しかし、スイスの歴史は、壮絶であり良く知られてはいませんが、
覇権争いや宗教革命の中で孤立し、かなり複雑でフランスやドイツなど、
近隣の諸外国に支配されていたという事実があります。
この歴史から、スイスは中立の立場で、争いを避けることで、
世界でも類をみない国家として今日も歩みを続けています。
世界の主要機関や金融などにおいて、スイスに本部が置かれているのも、
資産運用の歴史とこうした独自の国家形成からなる安全性が評価されて
いる事が理由に挙げられます。
世界の中でも、スイスの重要性は高く、小国ながらかなりの権力を
保持している国とも言えます。
そんなスイス出身なのが、コンスエロ・カスティリオー二。
今、ミラノコレクションで最も注目を浴びるマルニの創業者です。
今は、デザイナーから退き、プラダで活躍した注目の新鋭デザイナー、
フランチェスコリッソがマルニを牽引しています。
マルニの最大の魅力は何と言っても、マジックシルエットと言われる、
絶妙なエアリー感を感じさせるシルエット。
これは、服を研究し、計算し尽くした中で生まれた、
マルニ独特のシルエットと言えます。
レディース、メンズ共に、日本でも人気は高まっており、既にビックブランドの
1つとして、君臨しています。
若い方は憧れとし、大人の方は上品なカジュアルラインとして
着用者も多くいます。
また、現在のファッションのトレンドでもあるボリュームシルエットの
先駆者として、多くのブランドに影響を与え続けています。
そんなマルニの2021F/wのコレクションの一部を2回に渡ってご紹介させて頂きます。
¥97,900 (in tax)
マルニの今期のコレクションラインの中でも最もオススメのシャツブルゾン。
素材をマルニ特有のトロピカルウールにより仕上げることで、
程良い光沢感と、柔らかく軽い着心地を実現。
定番的なモデルですが、今回新たに千鳥柄をフードの部分にデザインした
ことで、アップグレードされています。
サラッとオシャレに着れ、シーズンも長く、マルニのマストアイテムとして、
必ずや手に入れたい逸品となっています。
さて、いかがでしたでしょうか。
次回も、引き続きマルニをご紹介致しますので、楽しみにお待ち下さいませ。
皆様のご来店を心よりお待ち致しております。