皆さん、こんにちは。洋服と歴史と芸術とSwitchをこよなく愛す宗光です。いかがお過ごしでしょうか。
日本の代表的な植物と言えば、桜や松や杉が挙げられます。美しい日本の四季や自然を象徴するモノで、その光景は日本人にとってお馴染みと言えます。
日本以外の国でも、各国の代表的な植物は存在します。中でもカナダは、国旗に植物が現れています。それが、カエデ(メープル)です。
カナダが何故、カエデ(メープル)かという歴史を紐解くと、1860年頃まで遡ります。
当時、イギリス領であったカナダで、イギリスの皇族がイングランドの象徴でもあるバラを身にまとってカナダを訪問しました。
その際にカナダ人も何かしら象徴的なものを身にまとう必要があったようなのですが、その時にカエデ(メープルリーフ)が選ばれたようです。
カエデにもいろいろな種類がありますが、カナダの国旗に採用されているのはサトウカエデと呼ばれる種類のカエデになっています。
その後も、カナダの軍隊の袖等にメープルリーフが描かれるようになり、カナダを表すものとして徐々にメープルリーフが一般的になってきました。
また、カナダは連邦国家で、それぞれの州で自治が認められている国です。
そのため、一見にバラバラに見えがちなカナダ国内でカナダの統一の象徴としても、カナダ各地で見ることのできるカエデが選ばれたという背景があります。
そのカナダ各州の統一感を出す意味もあり、国旗のカエデの葉の先端と枝を合わせて12ヵ所で描かれていて、この葉の先端と枝でカナダの各州と準州を表しカナダの一体感を出すようにされています。
イギリス領であれば、オーストラリアのように国旗にユニオンジャックが描かれている場合もありますが、カナダではそのユニオンジャックを外すことで独立を示しました。
カナダ統一の象徴であり、一体感醸成のためにもカエデを前面に出すようになったという背景があります。
身近に感じる事でも、歴史を辿るとそのモノが誕生した背景が見え奥深さがより一層感じられます。
さて、そんなメープルマークのデザインをよく使うミラノコレクションブランドと言えば、Switchでもお馴染みのDSQUARED²です。
1994年に誕生したディースクは今や誰もが知るファッションブランドへと成長し、今やミラノコレクションでは、欠かせない存在になっています。
特に、世界No1と言われるデニムもそうですがトータルファッションブランドとして世界のファッションシーンを牽引しています。
キレイ目なスーツなどのスタイルから、カジュアルなスタイルに至るまでの、小物やシューズに至るまでで、トータルコディネートで展開しております。
彼らの研ぎ澄まされたファッションセンスにより生み出された素晴らしい洋服達は、世界中のファッショニスタや一流スポーツ選手やミュージシャン、ハリウッドスターに愛されています。
そんなディースクの2021F/wコレクションの一部を皆様にご紹介させて頂きます。
¥110,000 (in tax)
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スウェットタイプではありますが、レザージャケットやテーラードジャケットのような存在感が伺えます。
着回しも効くタイプで、特にディースクのデニムを合わせて頂くとパーフェクトな仕上がりになります。
このデザインはディースクにしかないと言えるフーディーです。
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ディースクの遊び心とデザイン力が溢れた逸品のロンT。
一枚で着ても、インナーにしてもカッコ良く着て頂けます。プリントデザインはディースクの真骨頂とも言えるギミックです。
ミラノコレクションでデザインにおいて世界を牽引するディースクらしいタイプと言えます。
いかがでしたでしょうか。
次回も後編としてディースクエアードをお届け致しますので、乞うご期待下さいませ。
皆様のご来店を心よりお待ち致しております。