モダンと伝統の象徴 ”HERNO”

2022.6.9.Thu

皆さん、こんにちは。洋服と歴史と芸術とSwitchをこよなく愛す宗光です。いかがお過ごしでしょうか。

モダンアートで有名といえば、ピカソ、ダリなど多くの有名な画家が挙げられますが、今日少しお話するのは日本のモダンアートの代表格である猪熊弦一郎です。

上野駅の中央改札口を見下ろす壁一面に『自由』や、慶應義塾大学のホールの壁画『デモクラシー』、そして三越の包装紙のデザインなどで特に有名です。

若い頃には、あのアンリ・マティスに指導を受け、そこからニューヨークを拠点に世界で活躍していきました。

まだ、デザインという言葉が支流ではなかった時代に、ジャパニズムモダンアートの先駆者として、その後の芸術界に大きな影響を与えたとされています。

実は彼は香川出身です。丸亀に猪熊弦一郎現代美術館があります。僕個人的にもオススメな美術館ですので、もし四国に行かれた際は是非立ち寄って見て下さい。

さて、そんなモダンな要素とイタリアの伝統を駆使して、世界のファッションをリードするイタリアの代表ブランドといえば、皆さんもよくご存知のヘルノです。

ヘルノは、1948年創業で70年以上の歴史を誇る、イタリアでも屈指の歴史ある老舗ブランドです。

元々はレインコートブランドとして創業し、 そこから、カシミア・ビキューナを使用したクラシックで上品なコート作りを得意としてきました。

そして、15年程前からデザインチームを変え、今までのトラディショナルな雰囲気は残しつつ、新しい素材開発やデザインを加え革新的なアイテムを次々に発表しています。

ヘルノ最大の特徴。それは、伝統とモダンの融合です。 その中で、生み出されてきたのが、素材に特化したウェア。 撥水、防風など、自然を考えた素材のテイストは、 瞬く間に、ファッション界を旋風していきました。

アウトドアブランドがシーンを考えた素材を使用するのとは 違い、あくまでタウンウェアとしての位置付けに、 このテイストを落とし込むことは、画期的だったといえます。 着やすく、機能面も充実。そしてエレガント。

昨今は、原点であるアウターウェアだけではなく、 カットソー、スウェット、シューズなど、今までのノウハウを 生かした様々なアイテムの展開を行なっています。

そんなヘルノの、2022s/sコレクションより、 switchがピックアップした商品の一部をご紹介させて頂きます。

¥143,000 (in tax)

上質なラムレザーのスエードを使用したレザージャケット。

従来のレザーとは一線を画し、軽く、しなやかで、抜群の着心地を誇ります。まさにヘルノの真骨頂と言えます。

春夏のモデルの為に、かなり薄く、瀬戸内の気候であれば、かなり長いシーズン活躍して頂けます。

また、レザーで見た目の雰囲気もクールさがあるにも関わらず、このコストパフォーマンスは非常に高く、クオリティーに対して、かなりの満足感があると言えます。

¥27,500 (in tax)

シンプルなクールネックのスウェット。機能面に特化したラミナーシリーズからの一着です。

ロゴ部分は、ラバー―で仕上げてスタイリッシュにしています。

裏起毛ではないので、ロンT感覚で着て頂けるのも特徴です。非常に着心地も抜群のタイプと言えます。

さて、皆さんいかがでしたでしょうか。まだまだ紹介したいところではありますが、今日の続きは次回にさせて頂きます。

お楽しみにお待ち下さいませ。皆様のご来店を心よりお待ち致しております。