ユニークなデザイン美学 ”JW ANDERSON”

2023.2.15.Wed

皆さん、こんにちは。洋服と歴史と芸術とSwitchをこよなく愛す宗光です。寒さが残りますが、いかがお過ごしでしょうか。

さて、文学や演劇の世界で言えば、イギリスは世界を牽引する存在です。シェイクスピア、オスカーワイルド、ジョージバーナードなど、数多くの劇作家を生み出しました。

名作品としては、ロミオとジュリエット、幸福の王子、ピグマリオンなどがあり、現代では映画やミュージカルとして現存し、馴染みがある作品ばかりです。

まず、16世紀から17世紀にルネサンス演劇が開花し、世界の演劇に影響力を及ぼしました。

その後、19世紀から現代演劇の革新と言われ、世界の中心地となっています。

演劇も実は、宗教の力を受けており、カトリック教会の復活祭やクリスマスに行われた典礼劇が演劇文化の原点と言われています。

演劇は、アメリカのハリウッド映画やブロードウェイのミュージカルなどと関連性が強くなっていますが、そこで活躍する俳優たちの多くがイギリス人であったり、イギリスで演劇を学んだ人も多いです。

さて、ファッション界で今最も勢いのあるデザイナーであり、ブランドの、JWアンダーソンもイギリス人で、演劇の世界からファッション界に飛び込んだ人物です。

演劇を学ぶ傍ら、劇衣装に興味を持った彼は、瞬く間にファッション界を代表するデザイナーに駆け上がりました。

2013年には、ルイヴィトングループで、世界を代表するロエベに29歳の若さで異例抜擢され、ロエベを見事復活させ、今や誰もが知るブランドに生まれ変わらせました。

そんなJWアンダーソン自身のブランドも、ロンドンコレクションから、パリコレクションへと舞台を移し、今シーズンからは、ミラノコレクションに参加しています。

ビックブランドが数多くある中で、注目度は非常に高く、世界中のファッショニスタから絶大な支持を受けています。

そんなJWアンダーソンの、2023s/sでSwitchが選び抜いたコレクションを皆様にご紹介致します。

¥149,600 (in tax)

抜群の存在感を醸し出すニットフーディー。

清潔感あるベージュトーンとオレンジカラーのコントラストが絶妙です。また、柔らかで上質なコットンを使用し、高級感もあります。

さらに、胸元から袖にかけて、JWのアイコニックとも言える、アンカーロゴがデザインされ、目を惹きます。

一枚で着ても、オーバーサイズのコートやブルゾン系のインナーにしても、ハイセンスな一着です。

¥96,800 (in tax)

こちらは、JWのアイコンアイテムとも言える、プルオーバーのハーフジップセーター。

カラーが新色の鉱石をイメージしたグラファイトカラーで、ブラックグレーの上品で大人のカラーになっています。

また、ジップアップ部分は、定番のデザインではなく、ステイオンタブにインスピレーションを受けた粋なデザインで、流石JWと頷けます。

一枚で着た時の雰囲気も抜群ですが、インナーとしても使える万能タイプで、シーズンも夏以外は着て頂ける優れモノです。

いかがでしたでしょうか。次回は、後編として他のモデルのラインナップをご紹介させて頂きます。乞うご期待下さいませ。

皆様のご来店を心よりお待ち致しております。